【宿主の徒然日記】

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木島平コブ滑走訓練所
立ち上がれ指導員
昨今念仏のように唱えられる「谷回り」

SAJの教育本部のお偉方が

「効率的なターンは谷回りの連続によって行われるべき」

などと鶴の一声を発してしまったものですから、正直者の指導員たちはそれを遂行すべく試行錯誤の練習を繰り返し、なんとかその手本を見せようと必死になっています。

スキージャーナル3月号の「究極のショートターン」特集でも新潟の有名デモンストレータK木氏が誌面で

減速要素の少ない谷回りでエッジングやターンを外に押し出す操作を行うことで、流れやスピードをロスすることなく効率的なターンコントロールすることができます。

と述べています。

つまり、切り替えの瞬間からエッジング操作を行い(ズラシ減速)、山回りでの操作(エッジング)を避けるということです。

谷回りの連続を実現するための方法論とのことですが、果たしてこんなことが可能なのでしょうか。

結論から言うと、世の多くのゲレンデで遭遇するシチュエーションと滑走速度において、殆ど不可能、乃至非合理的な理論であると云わざるを得ません。

基本的に斜面を一定の速度で降下するには、どこかでブレーキをかけなくてはなりません。(指導員は何が何でもブレーキという言葉を使いたがらないが。。。。w)
普通の感覚では山回りでブレーキをかけるのが自然な運動ですが、「山回りでのブレーキ要素を取り除くために谷回りにおいてもブレーキを掛ける」という運動に、いったいなんの合理性と意義があるのか、正直私には理解でません。
現に連盟の教育本部はさかんに、耳にタコができるほど「重力を最大限に生かした落下運動」と繰り返し強調しています。それはつまり「落下運動の際は何物にも妨げられることなく、自然に落ちて行け」と理解するのが適当です。
それならば、ただひたすら重力に乗っかって落下していく時(谷回り時)には、無駄なエッジング(減速)などせずに、ガーっと落ちていくべきだというのが簡単かつ合理的な説明であり、スキーをしたことのない小学生でも理解できる簡単な理屈なのではと思いますが、どうでしょう。

やはり純粋な谷回りの連続など、言われたとおりに何でもできるはずの超一流デモンストレーターでさえ出来ない、いわば

G級難度の技

であり、かりに出来たとしても、実際にやってみるとイマイチ不自然であり、実際のゲレンデにおいては、あまり役に立たない無意味な技といえるでしょう。

実際の誌面における連続写真がこれです。

CIMG2752.jpg
写真5-6で切り替えが行われ(時計で言うなら12時の位置)、直後に谷回りに入っています。
谷回りとは切り替え後、スキーが真下に向くまでの間の落下を意味しますから、この写真では6-10がそれに相当します。

谷回りでスキーを外に押し出しエッジングし、山回りでのスキー操作を避ける

と明言しておきながら、山回りに差し掛かった10-11付近で激しく雪飛沫が舞っていませんか?
本人の言葉とは裏腹に、6-9の谷回りでは雪飛沫は立たず、ひたすらカービングしながらスキーが前進していませんか?
確かに9-10付近ではかなり強くスキーを外に押し出そうとする操作をしていて、体が弓なりにしなっています。しかし、本人は一生懸命ずらしているつもりでも、残念ながらそれは伝わっていません。

有能な指導員は皆「出来る」と言い張るでしょうが、技術選手権で優勝した日本一スキーの上手いK木氏でさえ、誌面の連続写真を見る限りでは出来ていないのです。
本人はやっているつもりですが、残念ながら「つもり」や「意識」では誰も納得しません。

さすがK木!谷回りでズレまくってコントロールしてるよ!

と見た目にもハッキリと判る手本を見せるべきでしょう。

確かに、谷回り状態でのカービングターンにおいても板のたわみが生じて、摩擦抵抗と除雪抵抗が生まれているわけですから、デモ曰くの「エッジング」「コントロール」はそれなりに行われてはいると思うのです。
しかし、山回りでの激しい雪飛沫は本人のいう「山回りでは操作を避ける」という滑走感覚(理屈)とは矛盾しています。

加速する谷回りをしっかり長く取り、ブレーキング要素の多い山周りを出来るだけスムーズに抜け出す

などといった表現なら十分理解できますが、谷回りでエッジングし、山回りでエッジを解放することなど、運動力学的に見てもかなり無理があり、出来たとしても非常に非合理的といえます。

自然で楽なスキー

には程遠いものがあります。
谷回りの定義を違って解釈するというなら別ですが、そういう話もあまり聞いたことがありません。

YAHOO知恵袋でも同様の事柄を質問してくる人もいるようで、谷回り!谷回り!と念仏を唱えられるレッスンを受けたはいいものの、それがなかなか理解できず困っている人も少なくはありません。

そもそも、そんな滑りを教え、実践させることが一般のスキーヤーにどれ程有効かつ意義のあることなのか、もっと考えるべきでしょう。

YAHOO知恵袋

以前の記事でもコメントをいただきましたが、指導員の言っていることとやっていることが違っているケースはかなり多いのではという気がします。

しかし素直で純朴で従順な基礎スキーヤーは指導員の言うことに逆らえません。
でも、ハッキリと言えばいいのです。

先生、山周りで雪飛沫飛びまくってますよ。
谷回りでエッジングする理由は何ですか?


と。

テクニカルやクラウン検定、はたまた技術選手権出場を目指すスキーヤーならば、単刀直入「得点がアップが期待できるからですよ」と、明確な返答も期待できるでしょうが、おそらくほとんどの場合において、納得できる的確な答えは返ってこないものと思われます。

でも、指導員には罪はありませんし批判するつもりなど毛頭ありません。

ただ仮説のみで十分な検証をなさないまま、公式の教程として採用してしまう本部が罪作りだと言いたいのです。

しかし少なくとも言えるのは、現場の指導員が、単に技術アップを目指す1級レベルのスキーヤーに対し、おおよそ合理的とは云えない上記のような技術を「滑りの必須」であるかの如く受講生にやらせてしまうのは考え物だということです。

「谷回り」以外にも本人のスキルアップのための良いネタはいくらでもあるはず。
雪上の自由人を目指し、ぜひそちらを説いてあげて欲しいものです。

今こそ立ち上がれ!指導員!


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今季わかったこと 2つ
昨日は2時頃から滑りに行きました。

午前中雪が続き、誰も滑った形跡のないコブのファーストトラックをいただきました。
IMGP6072.jpg

何本か滑った後、ヨッチが通りかかり

すべりを見てもらいました。

左ターンはエッジングしているが、右が弱い

との診断。

どうすればいいのだ?

と尋ねると

捻ればいい

とのアドバイス

一本滑ってみると。。。

良くなった。全然違う。

整地ではあれだけ捻り押し出し操作を練習していたのに、コブの右回りでは無意識のうちに捻りができていなかったのですネ。

今シーズンもあと1ヶ月ですが、今日も含めて今季開眼したことが2つ。

整地での右向きターン時の足伸展
コブでの右向きターン時の捻り


これだけでも十分です。

モヤモヤが完全に消え去りました。あと1ヶ月、存分に楽しみ、練習することにします。


Mt Kosha制覇! 
今日は天気がよかったので、Mt.Kosha全山共通リフト券をGETして山向こうまで行ってきました。

12:00に第十リフトに乗り、やまびこの丘、XJAM高井富士を経由してうわさの雪上車へ。

どうぞご覧ください!!



よませ~高井富士への移動
高井富士からよませの移動は雪上車を利用しなくてはなりませんが、その逆は滑って行くことが可能です。

多少の横移動はありますので、スキーなら約2回のスケーティングが必要です。
よませの連絡路入り口から高井富士のリフト乗り場までの所要時間を計測しましたところ、約7分30秒でした。

その一部始終をご覧ください。



コブの効用みるみる!! ~シーズン56日目
スキー修学旅行のイントラを終えたのがシーズン35日目の2月9日。それから4週間が経過して今日でシーズン56日目。その間ひたすらコブ修行の毎日でした。

VF2は一度も履いていません。

でも、コブばかりを滑っていたので、安定性に欠けるはずの桜田紋でもかなりスピードが出せるようになりました。つまり、乗っているポジションが改善されたということです。

第七のコブでも、スタートから4-6ターン目に非常にピッチの狭い箇所があるのですが、止まらんばかりの低速で確実な「ブレーキ」を駆使して楽々通過できるようになりました。

岩淵隆二の言う「角を立てない」ことで、スキーの真上から正確に垂直方向への荷重が出来るようになってきた証拠です。

あと、昨日のヨッチの一言

「捻れば?」

の助言に私の滑りは劇的な昇華(!)を遂げたといっても良いでしょう。

今日の雨降りの中、3本だけでしたがコブを滑ってみると、数日前とはかなり違った滑走感覚が得られているのに気づきました。

捻りによる的確なブレーキング、そして余裕を持った先落とし。完璧な先落しにはまだ時間がかかりそうですが、理屈はハッキリしています。

残された時間はあと4週間。

ひたすらコブを滑って、大いなるレベルアップを図ろうと企んでいます。

コブを滑れないと悩むそこのアナタ。騙されたと思ってぜひおいでください。

必ずやコブ好きにしてみせますヨ!


プロフィール

Author:miyukinod










コブが滑れないと悩むスキーヤーの駆け込み寺・木島平コブ滑走研究所所長兼「みゆきの杜ユースホステル」宿主の中村英孝です!
自らの上達過程を経験のみでご指導申し上げる画期的コブ専門教習所です。
レッスンプログラムをはじめ豊富なイベント情報はこちらからどうぞ。
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