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足をまげてすべること |
足を曲げてすべる癖が抜けない方は往々にしてコブで苦労します。 カービングターンが出始めた頃、基礎スキーヤーはこぞって足を曲げて、スタンスを広くして滑ることを良しとされました。
しかしそうした癖がついてしまうと、間違いなくコブで苦労します。
私も木島平ではじめてスキースクールに入ったとき、真っ先にダメ出しされました。
なかむらさん、そんなに足曲げて滑っていたらすぐに疲れちゃいますよ。 まるでスクワットしているみたいです。 もっと伸ばして、楽に滑りましょう。
今も忘れることのないカモシカ先生の金言でありました。
初中級者の方に多く見られる足を曲げる現象は、往々にしてお尻の下がった後傾のポジションを生み出し、結果的にこぶでの自由度を失わせる結果となります。
しかもかつての「カービング」を意識するあまり、スタンスを広くするという指導が皮肉にも不整地や新雪での走破性をスポイルすることとなってしまったのはまことに嘆かわしいところであります。
検定合否DVDでも時折みられる
密足すぎる
という誤った指導もまた非常に気になるところです。
ナショナルデモンストレータの柏木義之氏は数あるデモスキーヤーの中でも有数の密足スタイルのスキーヤーです。 ナショナルデモは密足がOKで、一般スキーヤーはダメ。
そんな訳ありません。
確固たる理由もなく、不要なダメ出しをすると、結局上達の芽が摘まれてしまう結果となります。
いつも触れていますが、一般スキーヤーに技術の使い分けを強いること自体間違っているのです。 デモンストレータは言われたことが何でもできます。 でも普通のスキーヤーにはそれができません。
あらゆる斜面、コンディションに有効な普遍的かつ不変の技術をまずは身に着けるべきです。
そのためにはまずは
密足 伸ばし荷重
が重要です。
これはコブに限らず新雪においても重要な概念です。
今日は午前中、コブが埋もれてしまっていたので、新雪攻略講習を実施しました。 新雪はコブと違って、一定のコツをつかむと瞬時に楽しめるようになります。
かくある私も1級を受ける前までは新雪不能スキーヤーでした。
新雪の取り掛かりにおけるコツは
ターンしようと思わないこと。 斜滑降の連続と考え、ジグザグに降りていく。 両足同時操作必須。 踏み替えはNG。ソトアシを踏んだ瞬間、雪に埋もれて転倒する。
に尽きると思います。
受講ゲストのとある女性からは、「新雪は大嫌い」とおっしゃっていましたが、30分の講習後、
好きになった
とのお言葉。
コブが雪に埋もれたら、臨機応変に新雪講習も。
何とも嬉しい限りです。
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