【宿主の徒然日記】

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木島平コブ滑走訓練所
指導員試験と技術選
スキー指導員になるためには所轄団体が主催する試験を受けて合格しなくてはなりません。

SAJの試験は

滑走実技試験
学科試験

に分けられます。ところが

指導実技試験

がありません。これは大変不思議なことです。
世のスキーヤーはそれなりに上手にスキーができて、筆記試験に合格すれば指導員になれるという訳です。

学科試験の予想問題集を見てみますと、スキーの歴史や安全論、そして難しそうな物理&医学的な領域にまで突っ込んだ大変難しい設問が展開されています。

スキーというスポーツを無理矢理「勉学」に仕立て上げようとする超保守的な教育本部のやりかたなのでしょうが、それらの知識がいったいどの程度スキー指導に必要か、大変に理解に苦しむところであります。

それでも、教本の内容が理解不能であったとしても、予想問題集をひたすら勉強し、模範解答を暗記することで、かなり対応可能らしいので、本気で指導員になろうとする人は頑張って「勉強」するわけです。

たとえば、運転免許を取得するには運転実技と学科試験の両方をマスターしなくてはなりません。交通法規という大きなルールがあるので当然といえば当然です。

ですがスキー指導は ????

もちろん指導の現場では模範テクニックを披露しなくてはならない場面が多数ありますから、野球の監督やフィギュアスケートのコーチのように、教える相手と同等のテクニックや実技がなくても務まるかといえばそれは難しいかもしれません。
でも、指導方法の実技試験がないというのはやはり問題でしょう。

こんなエピソードがあります。
とある指導員がレッスン生から「先生はどんな感じで荷重しているのですか?」の問いに対し「荷重してません」と答えたそうです。

全く指導になっていません。その指導員は全日本技術選に出るほどの一級品のテクニックを持ち合わせていますが、指導力は低レベルといわざるを得ません。でも試験に合格して指導員の資格を取得しているのです。

スキー指導員資格とは、結局は筆記試験が伴うバッジテストの延長なのでしょうか?

そんな話を耳にすると、日本有数のスキー腕自慢の指導員が集結する全日本技術選がいったい何の意味を持つものかとわからなくなることがあります。

お祭り?
興行?
発表会?
スポーツの祭典?
日本一の指導員を決める大会?
競技会?

非常にあいまいです。スポーツならばせめて新聞のスポーツ欄に掲載されてもよさそうです。しかし技術選の記事がスポーツ欄に掲載されることはありません。

SAJのかつての重鎮・志賀仁郎氏が自身のサイトでぼやいています。

====

◆この競技会が大手マスコミに無視されているという実態は理解できない
 日本のスキーシーンの中で最大の行事であり、最も権威のあるはずの競技、それは全日本スキー技術選手権大会である。それは通算43年という歴史を超えても、今なほ、日本のスキー界の最大、最高の競技会として存続しているのである。
「全日本スキー技術選手権大会」それが日本における最大、最高のスキー大会である。スキーの世界に生活する全てのスキーヤーにとって常識といえるこの大会は極めて大きな意味を持っている。
ところが、その競技会が、日本のマスメディアでたったの一行も報道されたことがない。何故だろうか、と言うよりも、何故、そんな奇怪なことが40年を超えて進行しているのであろうか。
  考えて見なければならない出来事であろう。全日本スキー連盟(SAJ)と大手マスコミの間で何か問題があったのだろうか、また、その両者の間にこの競技会の報道をしないとする約束事でもあるのだろうか。そのどちらも考えにくい。
私は50年を超えてスキースポーツの報道に携わってきた。そして、技術選の43年間の全てを見とどけてきた。その私にも、今、この競技会が大手マスコミに無視されているという実態は理解できないのである。

====

が、マスコミが取り上げないのは、その競技会の性格が非常にあいまいで、内容的にも一般人になかなか理解しづらい物だからだと思うのです。

同じような整地での種目を何度も繰り返し、見る側がエキサイトする場面も非常に限られる上に、不明瞭なスコアリングシステムも世に多数存在する採点競技の中にあって、混迷の度合いはピカイチであります。不自然にハイテンションなDJが空を響かせることでお祭り的な演出を加えてはいますが、そうした演出がさらにスポーツなのか、興行なのかをさらに曖昧にしているといえます。

そんなことを考えていると、いつものあの人が痛快に代弁してくれました。面白いですよ。

直滑降X
技術選はオーディション
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コブが滑れないと悩むスキーヤーの駆け込み寺・木島平コブ滑走訓練所所長兼「みゆきの杜ユースホステル」宿主の中村英孝です!
自らの上達過程を経験のみでご指導申し上げる画期的コブ専門教習所です。
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Author:miyukinod

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