【宿主の徒然日記】

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木島平コブ滑走訓練所
硬い板OR柔らかい板?その違いの奥にあるものは ~シーズン50日目
スキー大会の役員任務を終えた後、お客さんのビデオ撮りのため、引き続きゲレンデに残りました。

お初の神奈川県Tさんと
御なじみの安曇野氏Aさん

とそれぞれ合流し、5-6本を撮影敢行。

Tさんはテクニカル所持者にて、苗場をホームグラウンドにされています。苗場スキーアカデミーのシーズンレッスン券をお持ちで、毎週のように通い、あの有名デモ・柏木義之のレッスンを受けていらっしゃるとのこと(これは後になって知りました)

一方Aさん。フォルクルのレディース用スキーからID ONEのFR-XPに乗り換えたとのことで、上手く曲がれないと、たいそうお悩みの様子。

SAJ相当ならば63~64点に相当する腕前の持ち主と見え、フォルクル板では結構楽々ターンしていましたが、ID ONEでは少々ターン動作がぎこちなく見えました。

Aさんいわく「スキーが前に前に行こうとするんですよ」


ID ONEオフィシャルサイトによると、FR-XPの特性は以下のとおりです。


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太すぎず、細すぎないスリーサイズを持つ ID one がお勧めするセミファットスキーです。
1日を通してスキーヤーが経験する、圧雪されたバーンからパウダー・不整地まで、あらゆるバーンコンディション、シチュエーションを問わず対応するオールマウンテンモデルです。


パウダーにおいては心地よい浮力感とスキーの軽さが軽快なターンリズムを作り出してくれ、スキー本来の楽しさや爽快さを体感できる、間違いのない1台です。また悪雪や不整地においても広すぎないスキーセンターがターンコントロールを自在にし、無理なくコースを滑り降りることができます。
整地斜面においても、スキーの傾きを意識することで雪面をしっかりグリップしカービングを可能にし、フリースキーイングを楽しむことができる、まさに真のオールラウンドです。
160cm・168cm・176cmの3サイズがあり、体格やパワーに合わせたサイズ選択が可能です。 ACS=Active Carving System採用モデルです。

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この文面からは初中級者用スキーでないことはあきらかで、このスキーを操作するにはどうすればいいのかを考えました。
単純に、フォルクルレディースが柔らかく、FR-XPが硬いのです。

硬いFR-XPを乗りこなすには、自分からの働きかけ(より明確かつ強い足元荷重操作)が必要と考え、

ターンのときに捻り動作を入れて、しっかりと外足に荷重を掛けてみて

とアドバイス。

すると2-3本後にはずいぶんと改善されたのが見て取れました。

そもそも硬いと何故曲がりにくいのか。
スキーという道具は、今も昔も、スキーの中心部分に上から力を加えることで、たわみが生じ、そのたわんだエッジが雪面に食い込んでスキーの生み出す除雪抵抗とあいまって、曲がっていくわけです。
初心者は板へ働きかける力が弱い(適切でない)ので、より柔らかくてたわみやすいほうが、上記のようなシチュエーションをつくりやすく、結果簡単に曲がっていくわけです。

ところが上級者用板は固いので、しっかりとした板への働きかけ(荷重動作)がなければ板がたわみません。結果弱い力(不適切なポジションでの加圧)ですと十分なたわみが生まれず、ただまっすぐ進もうとしてしまうのです。

上級者だって柔らかければ、より曲がりやすく都合がいいのでは?という考え方もできなくはありませんが、上手くなれば自然と速度が上がります。速度が上がれば、遠心力もさらに増大し、たわんだ板がさらにたわみ、結果雪面の凹凸に対応できなくなってバタバタと暴れだすわけです。

上級者は適切な荷重動作ができるので、硬い板であっても、その反発力に負けることなく遠心力を最大限に生かした荷重を生み出すことができ、板との対等な力関係をキープすることが可能になります。

よって多くのシチュエーションにおいて、柔らかい板よりもそれなりに張のある板のほうが都合がいいわけす。

実はこの日のAさんの症例を目の当たりにするまでは、どうして柔らかい板が初級者向けで、硬い板が上級者向けなのかをまともに考えたことがありませんでした。

ただ漠然と「初級=柔」「上級=剛」と刷り込まれていました。

でも今回板を乗り換えたAさんのすべりの変化をみて、レベルに合った適切な道具選びと、もし板を替えるならば、それに見合う滑り方の技が備わっているかどうかを見極める必要があるということを実感しました。

今回は幸いにしてAさんの対応能力が秀でていたので、「翌日にはかなりのレベルまで乗りこなせるようになった」との由。

しかし、スキー板というもの、他のものと違って「大は小を兼ねる」わけにはいきません。
デザインによって購買意欲が左右されてしまうのもある程度は仕方ないかもしれません。

でも腕に自信がないのならば、まずは柔らかく、そして軽い板をチョイスし、どこでも自由に曲がれる(乃至ズラせる or ブレーキを掛けられる)技術を身につけるべきでしょう。

その人の滑走技術を伸ばすも殺すも、結局はスキーという道具にかかっているということです。

あと。

試乗せずにスキーを買うということは、試乗なしでクルマを買うのと全く同じですから、どうぞくれぐれもご注意下さい。
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コブが滑れないと悩むスキーヤーの駆け込み寺・木島平コブ滑走訓練所所長兼「みゆきの杜ユースホステル」宿主の中村英孝です!
自らの上達過程を経験のみでご指導申し上げる画期的コブ専門教習所です。
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Author:miyukinod

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