【宿主の徒然日記】

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木島平コブ滑走訓練所
スキージャーナル12月号 コブ特集
SAJ一辺倒だったスキージャーナル誌に微妙な変化が感じられる昨今。

12月号のカラー巻頭コブ特集にSIAスキーヤーによる技術解説、しかも初心者向けのコーナーに大きく誌面を割いて取り上げられています。
これはいわゆる提灯記事ではなさそうなので、おそらく出版社側からSIAへの執筆の依頼があったものと思われます。

ここ10年間、似非運動力学者のおかげで、机上の理論がそのまま指導に持ち込まれ、所属するスキーヤー自体の技術レベルは高いのに、その指導が的確ではなかったと専らの評判だった財団法人。

昨年ようやくその理論の化けの皮がはがされ、技術選で大きく方針転換、さらに今季の暫定教程で「180度の方針転換」が行われ、スキーマニアの間で話が持ちきりとなっています(笑)。

しかし、スキー雑誌の発刊計画は1年以上前から構想が練られるものと思われ、この急な変わり身についていけなくなる可能性もあります。

事実、昨シーズンのSG4月号、5月号において、「ハイブリッドスキーの真相」なる特集が組まれていました。
今となっては遠い過去のしかも「負の技術遺産」ともいえるハイブリッドスキーです。

今季になってハイブリッドの「ハ」の字さえ、谷回りの「タ」の字さえ消滅してしまった感があるのですが、実際は昨シーズンの全日本技術選開催の前から「谷回りだの、ハイブリッドだの、セコセコしたすべりはもう止めにしましょう」といった雰囲気が蔓延していたのは周知の事実です。

3月の技術選でも歴代優勝者がジャッジを務めるなど、ハイブリッドは無視して、どうぞ貴方の好きなように滑ってくれと言わんばかりでありました。

ところが、SG誌はそうした流れを予想することが出来ず、技術選が終わった後に「ハイブリッドスキーの真相」なる特集を組んでしまったのです。

特集記事見出し

=====

デモンストレータ達が追求している技術の主流を追求する!

誰も知らないハイブリッドスキーの

真相

現在のデモシーンにおいて、技術の主流となっている「ハイブリッドスキー」。
しかしその本質を理解しているスキーヤーは案外少ないようだ。
判っているようで、実は判っていないといった人のために、SAJナショナルデモンストレータXXXが
ハイブリッドスキーの真相を余すところなく伝える技術特集。さあ!お見逃しなく。

=====

今となっては、記述内容の全てが陳腐化しているように映り、ある意味哀れみさえ感じさせます。
しかしこれを解説しているご本人は。今季現場でどうやって話のつじつまを合わせるのでしょうか。

記事を書いてくれと頼まれ、仕事を引き受けたに過ぎず、本人にはあまり罪はないと思うのですが、、あまりに気の毒であります。


SG誌の失態

ともいえなくもありません。

その点SJ誌は実に賢明です。

ここ数年

ハイブリッド
谷回りの連続
ストックはセンサー

などと、酷い呪縛に遭ってしまったSAJ所属のデモは、ブレーキ操作が主体となるコブの核心について、初心者の視点で的確にやさしく、判りやすく語れる人があまり存在しません。

例えば昨年SG12月号の有名デモが展開する誌上レッスンにこんな記述があります。

====

比較的左右にスペースのあるコブ斜面ではバンクを使いながら滑ります。決してずらすことなく、コブの形状に合わせたライン取りでスキーを操作します。

====

バンク滑りではスキーはズラシてはいけない?

正気でしょうか?

いくらバンク滑りを多用したとしても、「ずらさず」(=カービング要素)滑ることなど、絶対に不可能です。
コブは「階段」の連続であり、平坦部分で前進、落差部分でブレーキングをしなければ、一定のスピードで降りることは不可能です。

私が師と仰ぐ岩淵隆二も「コブでカービングなんて出来ません。僕だってできません」とハッキリ言っています。
コブをすべるには、いかにして摩擦抵抗を稼ぐか、いかにして長くブレーキを掛け続けられるか。これに尽きます。

しかし、そうしたコブ滑走の核心ともいえる「ブレーキ操作」について的確に説くことのできる指導者が、この記事に見られるように、実はSAJにはあまり存在しないのではないかという気がしています。

何かあれば


ズラシ
コントロール
削る


言っていることは結局は「ブレーキ」なのですが、競技(レーサー)出身の彼らにとって「ブレーキ」は、タブーであります。
なので、レッスンでもついついカッコつけて「コントロール」と言ってしまうのです。

そんなこんなで、初心者を上達に導く達人集団とも言える「職業スキー教師連盟」への依存度が高まったものと推察され、実際、誌面の解説はとても平易でわかりやすく、コブに入ることの出来ない初心者への手助けになりそうな内容ではあります。

でもコブ滑走研究所所長的に言わせてもらえば、もっとハッキリと

ブレーキ

と言って欲しかったなと(笑)



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コブが滑れないと悩むスキーヤーの駆け込み寺・木島平コブ滑走訓練所所長兼「みゆきの杜ユースホステル」宿主の中村英孝です!
自らの上達過程を経験のみでご指導申し上げる画期的コブ専門教習所です。
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Author:miyukinod

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