【宿主の徒然日記】

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木島平コブ滑走訓練所
指導論の底上げ(加筆修正版)
今日からSAJの中央研修会が熊の湯ではじまったそうです。

先日触れた元ナショナルデモのK.T.氏も指摘しているのですが、本部なり県連が主催する指導員研修なりデモ研修という場においては、難解なスキー理論に傾倒しすぎていて、現場で役に立つ指導方法論についてほとんど述べられていないということについては、再考の余地があるといわざるを得ません。

ウチ足主導 外足従働
コップの谷回り
フェイスコントロール
谷回りの連続

スキー雑誌や、スキー関係のブログで頻繁に目にしてきた「造語」の数々には目を疑うばかりですが、根本的にこうした意味不明な(?)研修内容がいったい

誰のために
何のために

行われるものなのか。見聞きしたさまざまなメディアを漁る限りでは見えてきません。
少なくともスキー上達を志す初心者へ向けて説かれたものではないことは明確です。

一昨年、北海道の某スキースクールに就任したM氏の新聞掲載のコラムにでも痛烈に皮肉られているとおり、研修会で語られる内容は日本語として理解することさえ困難な、教団の内輪用語に終始しています。
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しかし、指導の現場では殆ど役に立たない(といっても過言ではない)にもかかわらず、多くの指導員(肩書きだけの似非「指導員」も含む)は、ひたすらその理論習得に躍起になってきたその理由はいったい何なのでしょう?

それは常にお上の顔色をうかがい、団体に対して従順に振舞わざるを得ない固有のトップダウン至上主義や封建主義によるところが少なくないのではと考えられます。

競技経験もあって、基礎の世界では日本一上手いはずのナショナルデモンストレータ達。
なのに、スキーの上手くない、指導経験もない素人経済学者が考え出した「自然で楽なスキー」「全てのターンは谷回りで説明がつく」などといった、奇怪な理論に一切の不平不満を表に出すことなく、ただひたすら「理解した振り」を貫き通したこの10年間は、失われた10年などという生易しいものではなく、「恐るべき10年」だったといえましょう。

どんなに上手な人であっても、団体本部の役員たちには全くものが言えないというのがスキー界なのです。


とにかく、日本のスキー界には今も昔も、常に上手い人を崇める伝統が息づいています。
皆が決してそうではありませんが、崇められることで偉そうに振舞う人も少なくはありません。

やはりそこに存在するのは、スキー界独特の封建社会、縦社会であります。

例えばウチのとある御馴染みさんは、ナショナルデモX氏が所属する某スクールで指導員として勤務していらっしゃいます。
そのナショナルデモはエキスパートレッスンのみを請け負っているらしいのですが、常連信捧者は「Xさんの後を滑らせてもらった」などと、まるで有名タレントの追っかけのごとく彼を崇め、後ろを滑る事そのものが「おこがましい」とさえ感じている人も少なくはないようです。

やはり上手い人は偉いのです。(笑)


そうした封建社会ゆえに、右向け右ならぬ

上向け上

であります。



入校したての初心者が雪の上での自由を獲得するために的確な指導が求められる「指導員」に対して、大体

谷回りも
フェイス某も
落下も
ハイブリッドも
コントロールも

要らないでしょう。

確実に「迎え角」を維持し
除雪抵抗を発生させ
ブレーキの強弱調整
そして重心を絶えず真ん中に置く

そのための鍛錬に終始すれば良いということは指導経験のある人なら誰もが分っているはずなのですが、そうしたレベルの受講者に対する指導ノウハウの共有や指導理論に関しては研修会の場ではほとんど出てきません。

プルークスタンスをキープできない子供への即効指導法
凹んでしまった中学生を慰める方法
転んだ後、ひとりで起き上がることの出来ない重量級生徒へ必殺ひとり立ち法

現場でよくある、でも対応に苦慮しそうな場面における効果的指導方法など、たとえば指導員同士が自由な意見交換を出来る時間を設けるなど、もっと有意義な研修があってもよさそうなものです。

偉い人からの一方的なトップダウン指導ではなく、目線を同じくした技術共有や指導論共有が求められるのではないのでしょうか。

残念ながら「上手い人が偉い」という超封建社会が根強く、なかなかそうした体質から抜け出すことは容易ではありません。

ただそうした構図が指導理論の硬直化を生んでいることも事実ですし、どんなに指導技術に長けていても、肩書きが「1級」ではなかなか「物言えない」人たちも数多く存在すると察せられます。

ネット見られる罵り合いにおいても、話がヒートアップするとついつい誰かが

「じゃあお前は上手いのか?」
「下手なくせに」

と切り出し、下手な奴は黙っていろ!炎上の憂き目に遭うのがオチです。

しかし、実技が技術的に劣っていても、見識眼のあるひとなら、教えるのが上手いです。
重要なのは、自分が技術的に優れているか否かではなく、出来ない人の気持ちをいかに理解し、悩みを共有し、自分の鍛錬してきた経験を噛み砕いて説明出来るかだと考えます。
つまり、実技の優劣は指導においてあまり関係がありません。

競技ととしては全く別になりますが、シンクロスイミングやフィギュアスケートのコーチは選手よりもずっと年配のマダムであることがほとんどで、この場合、教える人が滑る人よりも上手い等ということは有り得ません。

スキー教程変更の次は、「封建制度の改革」は如何でしょう??

無理かな?

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この記事に対するコメント
Re: うーん
上田人さま

まいどです(^_^)
経験者はやはり説得力ありますね~。
幸い地元スキー学校はとても和気藹々で封建的雰囲気は微塵もないのですが、多くはそうではないようです(^_^)
キホン体育会ですから、なかなかそうした伝統は変わらないですね~。
でも、そうした伝統がサービスを受ける側にはくれぐれも悪影響を及ぼすことのないよう、お願いしたいものですネ。
【2013/11/21 17:24】 URL | miyukinod #- [ 編集]

うーん
どうも、またまたお邪魔します。私は幾つかスクール勤務経験しましたが、ある学校に1人一回だけ全日本に出た奴居ましたが、まあ~そいつがその典型でしたね(笑)
なまじ回りもチヤホヤするんですよ。学校もそういうの看板にしたいから。

地元だから尚更扱いも優遇されますし。


昔、某研修会に参加した時に当時、いや今もかな?仕切ってたお偉ーい方が(笑)、技選や技術的な事は我々ハイレベルに任せて、君達底辺はここのラインまでで程々にやっててくれたまへ~みたいな言い方したんで、結構腹立たしい思いをした経験があります。

ようはレベルが高いのは自分達だけで十分、選手も自分達が丸抱え、後の輩はどーでもいいてのが、本音だったんでしょーね(笑)

今でもこの発想変わってないと思いますよ。

結局、見栄と利権だけですね。


なまじ逆らえないからって同じ学校の奴は○○学校様、○○様~て卑屈な位ヘコヘコしてました(笑)


体育会系体質の改善含めてなかなか難しいと思います。

















【2013/11/21 10:19】 URL | 上田人 #tqfRrBqk [ 編集]


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コブが滑れないと悩むスキーヤーの駆け込み寺・木島平コブ滑走訓練所所長兼「みゆきの杜ユースホステル」宿主の中村英孝です!
自らの上達過程を経験のみでご指導申し上げる画期的コブ専門教習所です。
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